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データストア
Google クラウドプラットフォームでは複数のストレージサービスがあります。
ここで紹介する「データストア」というのは、グーグルクラウドプラットフォームのサービス群のうちの、"Cloud Datastore" のことです。
後述の通り、クラウドデータストアは、スキーマのないオブジェクトデータベースです。
もしあなたが、通常のリレーショナルデータベースサービスをお探しなら、Google Cloud SQL の方もあわせてどうぞ。
Google App Engine が提供するデータストア
"Cloud Datastore" は オブジェクト データベース というものであり、通常の RDBMS ではありません。スキーマのないデータベースです。
データベースのオブジェクトは「エンティティ」
用語 | 内容 |
---|---|
エンティティ (entity) | データベースに格納されるオブジェクトのこと |
キー (key) | システム全体でエンティティを識別するために使うデータ
キーは、アプリケーション ID (application ID)、kind、エンティティ ID で構成される。 |
プロパティ (property) | エンティティが持つデータ ひとつのプロパティに対して、最低ひとつのデータが格納される。複数の値を保持することもできる これをマルチバリュー・プロパティ (multivalued properties) という。 |
API の種類
App Engine では現時点で Python と Java のインターフェイスが用意されています。
言語 | インターフェイス |
---|---|
Python | GQL Next DB モジュール (ndb) |
Java | Java Data Objects (JDO) |
Java Persistance API (JPA) |
データストア・ローレベル API を利用した場合の、エンティティの保存、取得方法と JDO のデータクラスとの関係については、 次の資料を参考にしてください。
Google App Engine のデータストア・ビューア
Google App Engine の管理画面には、データストア・ビューアがあります。
これによって、現在格納されているエンティティを確認、表示したり削除したりできます。
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2010年5月19日(PDT)、Google I/O というイベントにて "Google App Engine for Business" が発表され、 このプランでは将来的に、 SQL データベースのサポートを行うという発表が行われました。そちらについては、Google Cloud SQLをご覧ください。