Ubuntu 上での Google App Engine SDK PHP の利用

Windows 上で Google App Engine を利用するには、SDK のインストーラパッケージ (msi) を実行するだけで OK です。

GUI のランチャーも付属します。

ここでは Linux (Ubuntu) で Google App Engine SDK (PHP) を利用する場合の設定について記載します。

Google のサイトから SDK パッケージ (google_appengine_<ver>.zip) をダウンロードして、unzip します。

$unzip google_appengine_x.x.x.zip

python 2.7 があることを確認します。

$ python --version
Python 2.7.6

必要に応じて PHP5 をインストール。

Ubuntu 16.04 LTS 上の場合は次も参考にしてください。
» Ubuntu 16.04 LTS 上での PHP の設定

$ sudo apt-get install php5-cgi

MySQLi を利用時は MySQL Native Driver を利用するよう構成しないと、いくつかのメソッドが未定義となる エラーが発生する可能性があります。

$ sudo apt-get install php5-mysqlnd

もし MySQL Native Driver が有効化されていなければ、次で有効にします。

$ sudo php5enmod mysqlnd

開発サーバーのスタート

開発サーバー (dev_appserver.py) は次のようにスタートします。

$ python /path/to/google_appengine/dev_appserver.py 
  -A app id
  --php_executable_path=/usr/bin/php5-cgi 
  /path/to/your_app

これでポート番号 8080番で開発サーバーがスタートするはずです。

プログラムの更新

ローカルの開発環境から App Engine にプログラムをデプロイ (展開。要はプログラムの更新) をする場合は、基本的に次のコマンド。

appcfg.py update myapp/

従って、App Engine の SDK が ~/google_appengine にある場合は次のようになります。

$ python ~/google_appengine/appcfg.py update ~/path/to/your_app